肝臓の役割って?
肝臓といえば、アルコールを解毒してくれる働きを
一番先に思い出しますが、
肝臓は、様々な役割のある重要な器官なんです。
●胆汁をつくって消化を助けている
肝臓では、一日に700~1000ccほどの
胆汁を作っています。
胆汁は、脂肪の消化や吸収を助けている黄緑色の液体です。
胆汁が、足りなくなると、消化、吸収の量が減り、
栄養を体に取り込むことが、十分にできなくなってしまいます。
●栄養素を体に吸収できる物質に変える
入ってきた栄養素を肝臓が、体に吸収できる物質に化学変化させています。
体を動かすエネルギー元を貯蔵したり、アミノ酸と合成してタンパク質を
作ったり、肉や骨、血液といった体を構成する組織を支えています。
●毒を中和する
肝臓には、アルコールを解毒する作用があることは、
良く知られています。
肝臓は、アルコールだけでなく、体の中で作り出されてしまう
アンモニアや有害物質を無害な物質に変えることができます。
けれど、解毒作用にも限界があるので、
薬の飲みすぎやお酒の飲みすぎは、肝臓の不調の原因となってしまいます。
肝臓は、『沈黙の臓器』といわれ、自覚症状が出た時には、
かなり弱っている可能性のある臓器ですので、
普段から肝臓のケアが、重要なんですね。